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June 22, 2008

派遣と言う働き方

先日、秋葉原で起きた事件が再度引き金となって、「また」派遣会社
が叩かれている。

正直に言うと、私自身「人材派遣会社」の社員である。
3年ほど前からこの業界で働いている。

なぜ、この業界で働いているのか、と言うと理由は簡単。

「他に働き口がない」からである。

前職は契約社員であったため、昨年期間満了で退職となり、再就職口を探していたのだが、、年齢も年齢であるため早々良い働き口があるわけもなく、正直途方に暮れていた。

そこで、今の会社が色々な伝もあり、この年の人間を「正社員」として雇用してくれた。
その事自身には非常に感謝している。

ただ、自ら望んでこの業界を選んだわけではないので、この業界の現状をすべて肯定できるわけでもない。

ただ、だからと言って、巷で喧伝されているような

「派遣会社はピンハネをする」

と言うようなくだらない言い分には、正直あきれる。

まるで、派遣会社を「ボランティアで運営しろ」と言わんばかりの幼稚な意見がまかり通り、メディアは因果関係や影響度がはっきりしないうちから、

「犯人は派遣社員」

と、わけのわからない形容詞をつけてくる。

確かに、派遣で働く人の意識と受け入れる側の姿勢(それはとりもなおさず社会全体の風潮、と同義だが)の変化がない限り、派遣会社は今の派遣スタイルを変更することは出来ないと思う。

本来、「派遣」と言う働き方は、

専門性が著しく高い(従って給与も高い)か、専門性が低い場合は様々な形態の働き方が許容されるか、スキルを積んだら志望の道へ進むことが可能のどちらかであるべきなのに、前者はともかく後者に関してはスキルを積んだ若者が志望の道を進もうと志しても、受け入れるべき企業(社会)が

「正社員経験がない」

と言う理由ではじいているのが現状。したがって後者が固定化されてしまっている。
この状態を、派遣会社だけを叩くことでどうにかできると思っている連中が多すぎる。

派遣=ワーキングプア的な恐ろしく頭の悪い図式を定着させているおめでたい人たち、もう一度、社会を勉強しなおしてほしい。

世の中に、「ピンハネ」されているものって、派遣だけじゃないってことを。
およそ世の中に流通する、ほぼすべての商品・サービスにピンハネ(利潤)が含まれていることがなぜ理解できないのか。

そして、「派遣会社のピンハネがすごい」、と想像でものを言うのではなく、労働者へ直接渡されていない金額のうち、何%が派遣会社の利潤となっているのか、確認してから発言していただきたい。
(実際、大手と言われる会社の営業利益は派遣1人当たり数%と言うのが現状)

普通の事務スタッフを1か月派遣して、会社の利益は7千円程度ですよ。
これをピンハネと言われてもねぇ、、、

そのくせ、登録センターが「暗い」「(場所が)判りにくい」「PCが古い」「お茶も出ない」等々の苦情を言われ、必然的にそういった部分への経費がかさむ。
そう言った部分は一切考慮されないんですよ。世の中の風潮は。
(どうも、派遣会社の社員は、全員無給で働かないといけないらしい。今の世論をそのまま受け入れると、、、)

でもね、私自身は、自分が担当したスタッフ(今も以前も)に言っているのは、
「可能であればどんなチャンスでも良いので、直接雇用してもらいなさい」
と言っている。
今の日本では、残念ながら直接雇用されていないものは、「キャリア」と認められていないので、自分を安売りするな、と言っている。
これは、自分自身も心がけていたこと。
(だから、昨年苦労したんだけど)

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